3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

2015-10-13から1日間の記事一覧

敵側の人たち

『誰がために鐘は鳴る』は、これまで読んできたところでは主人公がいる場面の描写が大部分でしたが、1章をまるまる主人公がいない場で起きたことの描写に割いている箇所がありました。仲間たちの戦闘の場面です。 そこでは、敵側の行動や心の中までが述べら…

人の命を奪うことについての考え方

『誰がために鐘は鳴る』の主人公は、スペイン内戦において人の命を奪ったことが少なからずあるようです。心の中の会話に、殺した人数をおぼえていない、というような記述があります。 好き好んでそうしてきたわけでも、自分に人を殺す権利があると思っている…