読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

フランスの女性たちの苦しみ

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、主人公のクリストフと同じ建物に住んでいてクリストフと交際をしている夫婦のうち妻が長く話している場面があります。 男性にはわからない女性の閉塞感のようなものについての話であると理解しました。フランス…

夫婦間の亀裂

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、ある夫婦の間の亀裂が広く深くなっている様子が描かれていました。あまり一般にはなさそうな大きなできごとが起きて、それで2人の関係がさらに離れていきますが、そのほかに起きていることの記述は実際にあり…

変わらない人

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、ある人物と久しぶりに再会します。 この人物は、経済的に豊かで、いわゆる善い人として生活していることが想像されます。その反面、変わろうとせず実際に変わること成長もなさそうです。クリストフから自…

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフには、自分が知っている人からも知らない人からもさまざまな力が働いています。周囲から力が働くのは社会で生活していれば当然でしょうが、有名人となるとより複雑です。 意外なところにも罠がありました。そ…

成功のむなしさ

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、ある女性と親しくなり、その人物とともに過ごす時間についての記述がしばらく続きます。その中のある会話が気になりました。 2人ともそれぞれの世界で成功を収めていますが、その女性は、馬鹿でないかぎ…

女友達の巻

『ジャン・クリストフ』のいま読んでいる巻には、『女友達』という題がついています。 この巻を読んできた中で、主人公であるクリストフがある女性と親しくなったことから、その人が題で示されている人かと思っていたら、クリストフは新たな女性と親しくなっ…

新婚の夫婦

『ジャン・クリストフ』の最近読んでいるあたりでは、主人公のクリストフではなく、ある夫婦が中心として描かれています。クリストフもところどころで登場します。 この夫婦の新婚の時期について、2人だけの世界があり、その後の倦怠があり、というように描…

見えない友人たち

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフには、直接会うことのない見えない友人たちができてきています。会うことがないといっても、友人たちの側はただクリストフに憧れるだけではなく、手紙のやり取りをしています。 現代であれば通信手段も交通機…

友の門出

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフが一緒に住んでいた友人は新しい門出を迎えます。この後も2人の関係は続いていくと思いますが、関わり方は変わってくることでしょう。 互いに違う点が多いながらも違いを尊重し合い、相手が必要としているも…

男女の間を盛り上げる音楽

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所でも、主人公であるクリストフの友人とある女性との関係が中心になっていました。 クリストフは友人とその女性が2人になる時間を作り、ただ自分がいなくなって2人だけにさせるだけではなく、楽器を演奏してその場の…

カワハギ

今回は本とは違う話題にします。 先日、訳あって都内某所のお寿司屋さんに行きました。回転しているところにももう数年行っていませんが、回転していないところはなお久しく行っていないと思います。 カウンター席に着いていて、カワハギをさばくところを初…

友の恋の相手

『ジャン・クリストフ』を読み進め、また、主人公であるクリストフ以外の人を中心とした記述が続くところに入りました。 今回焦点が当たっているのは、クリストフの友人の恋の相手になりそうな女性です。この人物が恋に強い関心を持ち、どのように多感な時期…

メディアの報道

『ジャン・クリストフ』の今日から読み始めた巻では、主人公であるクリストフの身辺が騒がしくなります。 ある1つのメディアに取り上げられたことをきっかけに、そのほかのメディアにも取り上げられるようになります。当たり前なのかもしれませんが、実際の…

普通の人々とともにいること

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、心に大きな影響を受けるような経験をします。友の支えがとても力になっている様子が描かれています。 そのような変化の中で、クリストフはいわゆる普通の人々とともにいることについて強い確信を抱くよう…

ドイツとフランスの対立

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、巴里のアメリカ人ならぬ巴里のドイツ人で、生まれ育ったドイツを去ってパリで生活しています。 両国の関係が悪くなければ平和に生活できますが、その関係の悪化がクリストフの生活に大きな影響を及ぼす場…

心を生き返らせる音楽

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、同じ建物に住んでいながらも直接話すことがほとんどない相手にも影響を与えます。それはクリストフが得意とする音楽によります。 身近な人を失って心が死んだようになっていたある人物が、クリストフの演…

小正月

今回は本とは別の話題にします。 今日、1月15日は小正月というそうです。正月のために忙しく働いた主婦をねぎらい、休んでもらう日のようですが、このブログの主は不勉強で知りませんでした。 男性も家事を以前よりもするようになったり、おせち料理を買いや…

人と人とをつなぐ者 その2

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフが人の間を取り持つ様子の記述が続いています。 大人だけではなく、近くに住んでいる女の子同士が仲良くなるようにも働きかけをします。ただきっかけを作るだけでなく、一緒に駆け回ったりまでしています。そこま…

人と人とをつなぐ者

『ジャン・クリストフ』を読み進める中で、主人公のクリストフを媒介としてそれまで関係が近くなかった人同士が仲良くなっていっています。 普通にしていたら親しくならないような相反する考え方をしている人たちが親しくなる様子には心地良さを感じます。 …

決闘

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、2人の登場人物が決闘をします。 そのうちの1人は銃の取扱いに慣れていないことから練習をしに行きます。そんな前置きがあったりして、どうなるのだろうと思って読み進めると、意外な決着でした。 決闘の申し…

親友との関係

『ジャン・クリストフ』では、主人公のクリストフと親友との関係を中心とした記述がしばらく続いています。 2人には互いに対照的なところもあれば、似通ったところもあります。対照的なところは補完し合い、似通ったところで問題になることがあれば自分のた…

隣国からの刺激

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、主人公のクリストフがフランス人の友人とフランス人の性質について話し合っていました。 その中で興味深かったのが、友人の言っていたことです。フランスがドイツから圧迫されたためにフランス人は強くなってき…

成人式

今回は本とは違う話題にします。 今日は成人の日で、成人式が行われていたと思います。このブログの主は高校生のときにそれまで住んでいたところとは違う市に引っ越してそのまま成人の日を迎え、市内に友人がいなかったことから成人式には行きませんでした。…

目立たぬ人たち

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所でも、主人公のクリストフと同じ建物に住んでいる人たちについての記述が続いていました。これらの人たち皆がクリストフと親しくなることもなさそうですが、けっこう詳しく記されています。 中には両親を失った子を受…

隣人たち

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、主人公のクリストフと同じ建物に住んでいる人たちが紹介されていました。 当時のパリの世相を反映したような人たちが登場しているように思いますが、その中にドレフュス事件に関連しない熱心に行動したという人…

友人の導き

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは、新しくできた友人と急速に関係を深めていきます。 その友人は心も身体も強くはなくておとなしそうですが、クリストフとフランス人についての話をする場面で、それまでとは打って変わって力強く長く話していま…

一個の人間の創造

『ジャン・クリストフ』を読み進め、主人公のクリストフを中心に展開する新しい巻(読んでいる文庫本ではその前の部分と別れておらず1巻というように見えませんが、当初は1巻になっていたということであると想像します。)に入りました。 その巻の冒頭に筆…

献身

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所でも、主人公のクリストフではない人たち記述の中心でした。しかしながら、クリストフが登場する場面もありました。 主として描かれているきょうだいのうち、姉は弟の将来のために自らを犠牲にして、そしてひとまず目…

貧しい生活

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所でも、主人公ではない人たちについての記述が続いています。両親を亡くした姉と弟の話です。 このきょうだいは貧しく、姉は弟が安定した生活をできるような学歴を身につけられるように献身します。貧しいという設定な…

主人公と接点があった人物

『ジャン・クリストフ』の最近読んでいる箇所では主人公のクリストフがまったく登場せず、クリストフが知り合った人物の家族についての記述が続いています。 その中で、クリストフが知り合った人物だけではなく、家族のほかの人とも接点があったことがわかっ…

2017年

2017年が始まりました。 もともと、年が改まったからといって1年の目標を立てるというようなことを好まないのですが、去年子どもが生まれて子どもに合わせて生活していることから、自分自身の目標は持ちづらいと考えています。 だからといって、何もできない…

2016年

2016年が暮れようとしています。 今年一番大きかったできごとは子どもが生まれたことです。 このブログの更新を続けることができたのも良かったです。 来年はもっと充実した内容にしていきたいと考えています。

近所づきあい

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフの新しい友人の家庭に関する記述が続いています。 父親の仕事上の失敗とその結果のために、家族は町の中での立場がとても悪くなります。小さい共同体の中で、助け合うことが生活の基本になっているのではない…

友人の家庭

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所でも、主人公であるクリストフの新しい友人の家庭についての記述が続いています。 豊かな家の生まれという設定ですが、父親の仕事の状況が良くなくなってきました。根拠のない楽観や、人との衝突を恐れることによって…

新しい友人

『ジャン・クリストフ』を読み進め、4巻のうち3巻目に入りました。 2巻目の終わりあたりで、主人公であるクリストフにとって特別な友人になりそうな人物との出会いがありました。そして、3巻目の冒頭では、その人物について詳しく紹介されています。 この作…

ジャンヌ・ダルク

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、ジャンヌ・ダルクの伝記を読んで心を動かされます。 ジャンヌ・ダルクの態度、特に温情と心のやさしさに感動し、それらを自分のものと比較することで、自らを省みます。実際に心に変化があるのだと思いま…

ルーブル美術館

『ジャン・クリストフ』を読み勧めて中で、主人公のクリストフがルーブル美術館(読んでいる訳ではルーブル博物館となっています)でレンブラントの作品を見る場面があります。 パリを舞台にしているので当然なのですが、ルーブル美術館にふらっと立ち寄れる…

環境を変えることの効果

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは、ドイツで周囲の人たちとうまくいかなかっただけでなく、フランスでも周囲の人たちとの関係が難しくなります。 ドイツの人たちとの衝突と、フランスの人たちとの衝突は、相手の性質か異なることから別の理由に…

クリストフの作曲活動

『ジャン・クリストフ』の最近読んだ箇所では、主人公であるクリストフのいるパリの状況についての記述が長く続いていました。 そして、話はクリストフ自身の作曲に移ったようです。才能があるという設定であることから良い作品ができているということなので…

クリストフが知り合った人たち

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは知り合いが増えてきて、代議士といった地位の人とも交流するようになってきています。 パリの芸術家や批評家や政治家などの様子が描かれていますが、総じて結局は自分を一番上にしたそうな印象です。それが人間…

冬至(昨日)

今日は本ではない話題にします。 昨日は冬至でした。今日が冬至かと思っていたら、うるう年には1日前の日になるということを初めて知りました。 昨日が冬至だったということは、今日からは前の日と比べて昼の時間が長くなっていきます。このブログの主にとっ…

上辺だけの関係と親密な関係

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフはパリで親しい友人を作ることなく過ごしていた様子ですが、ある女性との間では親密さが増してきています。 その女性にとっては、クリストフが率直に話すことが気に入っているようです。パリの人たちの通常のつき…

演劇の鑑賞

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、音楽会に続いて演劇の鑑賞をすることになりました。 案内役の知り合いに否定的な感想を伝えると、また別の様式の演劇に連れて行かれます。この作品はこういうところが良くない、と言うとすぐにほかのもの…

よい書物を読んだり人生の経験を積んだりすること

『ジャン・クリストフ』を読み進めていると、パリの音楽事情についての記述がさらに続いていました。 主人公のクリストフの考えが記されているところに納得しました。音楽家には音楽だけでは十分でない、よい書物を読んだり人生の経験を積んだりする方がよい…

パリの音楽事情

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、新しい友人というか知り合いとつき合う中でパリの音楽事情を知ります。 演奏会がたくさんあることや、その割には演奏されている作品の幅が狭いことが紹介されています。事実とそう遠くはない記述なのだと…

脱出の糸口

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフは、パリに来てから経済的に厳しい状況にいましたが、演奏の実力によってそこから脱する糸口を見つけられたかもしれません。 前に進んでいくためにクリストフは人からの助けを必要としていますが、助けてくれ…

新生活

『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフのパリでの生活は、難しいスタートを切ります。 知っている人がほとんどおらず、言葉もよくはできない中で、クリストフは異国の地に落ち着こうとします。 クリストフはパリで地元の人たちに会いますが、その…

パリ

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは、パリに移動しました。 花の都というイメージとは異なり、主人公がそういう地域を中心に動いているからか、かなり暗い場所として描かれています。 フランス語がよくできるわけでない中での移動ですからリスク…

乱闘の場面

『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、珍しく、主人公のクリストフも加わる乱闘の場面がありました。 そしてこの乱闘が、クリストフにとって大きな転機になります。その話の進め方はうまいと思いました。 乱闘の背景に兵士たちの横暴な態度がありま…

家族とのつながりという壁

『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは、新たな出会いを経験しながらも、閉塞したような状態から抜け出すことができずにいます。それでも、ついに決心をして大きな変化を自分の生活にもたらそうとします。 決心をしたからといって簡単にできるわけで…