3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

昔のロシアの大学受験

 今日は大学受験の描写を読みました。

 トルストイが描いたロシアでの試験は、現代の日本で行われているものとかなり異なっていたようです。『青年時代』に書かれている範囲では、口述試験のみだったように見受けられます。

 問題が書かれた紙を取って、そこに書かれている問題について回答を話す、という形式だったようで、とっさの判断力や口頭での表現力を見て評価することができそうです。

 大学の付属の高校に通っていたので、大学に進むときには筆記試験さえ受けていないのですが、自分には相当きつかっただろうと思います。

 現代の日本で行われている筆記試験よりも社会で活躍できる人を選べるように思いましたが、そういう試験が行われるなら行われるで、丸暗記をして試験の場でうまく話す方法が発達するだけなのかもしれません。