挨拶回り
昨日に引き続いて、『青年時代』から主人公の大学進学を控えた日々の行動についての記述を読みました。
これも家柄の故でしょうが、親戚へ挨拶回りをすることを父親に指示されたそうです。このブログの主は親戚づきあいがあまり多くない家庭で育ちましたので、そういう挨拶回りというものは自らの感覚とはかなりかけ離れています。そうはいっても、今日読んだ範囲では主人公も親戚を訪ねて話をすることを喜んではいなさそうでしたので、交流はある程度あったのかもしれませんが、それほど親密な関係だったわけではなかったということでしょうか。そういうことであればあまり違わないような気もします。
楽しい経験ではなかったのでしょうが、数人の姉妹たちがいる家を訪ねたときの、一番上のお姉さんが何かをすると妹たちがそれと同じように行動する様子をはじめ、訪問先がおもしろく描かれていました。
お兄さんとお兄さんを通して知り合った人たちからお祝いをしてもらったり、初恋の人と再会したり、ほかにも興味深い場面がありました。
挨拶回りはこの後も続くと思われます。