世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

不言実行?

 昨日に続いて、大学入学を前に挨拶回りをした様子が描かれた箇所を読みました。

 あることがきっかけで主人公は一つの訪問先で居心地の悪い思いをして、それを親友に話したところ、人からどう思われるかは気にするな、というような助言をもらいます。その経験について述べたのに続いて、現在の思いとして、どんな立派な意図も口に出すと実行は困難であり、大方の場合は不可能ですらある、と信じて疑わない、というようなことが書かれています。

 しようとしていることを人に話すのではなく、不言実行が良い、という意味ととらえましたが、トルストイがそのような考えを持っていたならば、このブログの主が持っていた印象とは異なります。以前ある本で、トルストイは正しい生き方をしようとしてその意図を表明したが、実際には目指すようには生きられずに苦しんだ、というようなことを読んだように思います。

 苦しんだ経験から、そのようにはしない方が良い、という意味で書いているのでしょうか。気になる言葉です。