世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

トルストイ自伝三部作(『幼年時代』『少年時代』『青年時代』)について

 『青年時代』をもうすぐ読み終わりそうなこのタイミングで、これまで読んできた『幼年時代』、『少年時代』、『青年時代』というトルストイのいわゆる自伝三部作について簡単にまとめておきたいと思います。

 それぞれ、1828年生まれのレフ・トルストイが1852年、1854年、1856年に書いた初期の著作であり、『幼年時代』は最初の作品です。自伝的な作品であることから、作家としてある程度の評価を得てから書かれたものであると思っていましたが、そうではなかったことが意外でした。

 このブログの主が知っている範囲では、これらの三作は新潮社による新潮世界文学に収められています。出版社が世界文学全集を刊行するときにトルストイの作品を収録するにしても、必ずしも選ばれるものということではないようです。

 描かれている出来事は1830年代から40年代のことであると思います。1世紀半以上も前の、日本は江戸時代であった時期のことであり、これまでにも書いてきたように現代の日本とは世の中の状況がかなり異なっており、当時のロシアについて知る役にもたちました。

 トルストイの思想の形成に子どものころからのどのようなことが影響を与えていたかを垣間見させてくれるものとして興味深く読みましたし、自らの過去の経験を振り返る機会にもなりました。