3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

内輪もめ

 『誰がために鐘は鳴る』の上巻を読み終えて、下巻に進みました。もともと考えていたよりもおもしろく読めています。

 主人公が一緒に行動している味方の側の人たちには不一致があり、衝突する様子が描かれています。一時的に収束しても解決には至らず、とげが刺さっているかのように残り続けています。

 戦争の最中にいるので、ストレスによって人の言動に平常時よりも過敏に反応しやすくなっているのではないかと思いますが、それは自分やまわりの人たちにとってもより小さい規模で起こることであると考えます。

 互いの考えに同意しないまでも尊重し合うことが大事だ、と言うことは簡単ですが、実際にするのは簡単ではありません。まして大きな重圧にさらされていればさらに難しくなります。重圧がかかっていないときに人と信頼し合える関係を作っておきたいと思います。