再度の世代交代
『大地』の第二部を読み終えて第三部に入りました。
二世代目の人たちの老いについて言及されるようになってはいましたが、思ったよりも早く三世代目に話の焦点が移りました。
新しい世代が中心になっていくところの入れ替わりのしかたが鮮やかでした。もともとすれ違いがあった父と子の対立が描かれているほか、父親のしていることは中国という大きな国の中で見れば小さいものに過ぎないことが示されもしました。これはこのブログの主だけなのかもしれませんが、この父親がしていることはもっと大きいことであると思っていました。
二世代目も大部分は存命しており、両世代がどのようにからんでいくかが興味深いと思います。