『大地』を読み終えました
『大地』を読み終えました。
最後の場面は良かったです。身近にあっても手に入らないものや失ったものがあるとして、人間に最後に残るものは何か、といったことを考えさせてもらいました。そして、自分としては納得のいく答えに導かれたと思います。
世代をまたいで多くの人物が登場しましたが、その人たちに感情移入するのを難しく感じていました。出てくる人たちの多くがお金持ち過ぎたからではないかと思います。その中で、前に一度触れたことのある一世代目の正妻が心に残っています。目立つような人ではないでしょうが、そういう普通の人たちによって人類の命のバトンは受け継がれてきた、というようなことを思います。
明日からはジッドの『狭き門』を読む予定です。