世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

秀でたるものは義務(つとめ)多し

 『谷間のゆり』の主人公は、思いを寄せる女性と別れるときに手紙をもらったということで、その内容が紹介されています。若い主人公が世に出ていくに当たって知っておいてもらいたいことが綴られています。

 「じぶんの良心や公衆の良心に反することは絶対にしないこと」といった行動の原則が記され、終わりに近くなったところで「秀でたるものは義務(つとめ)多し」と書かれています。

 主人公は貴族として国の重要な地位に就くことが見込まれていますが、ただ出世することを目指すのではなく地位がついてくるような者になるように、ということを伝えようとしているのではないかと考えます。そのような人物になるには果たすべき義務がたくさんあるということだと思います。現実の世界において、貴族の中で高い地位に就いた人たちの中にはそういう人たちがいたのではないでしょうか。

 高い地位に就くことはあまりなさそうですが、状況に恵まれればそれがついてくるような者になりたいとは思います。