入り乱れる登場人物たち
今読んでいる『八月の光』も大詰めに差しかかってきたように思います。
登場人物が入り乱れ、現れたり姿が見えなくなったりします。以前から互いを知っている人同士や、出会ってからほとんど時が経っていない人同士がいますが、人間としてそれぞれの思いがあり、それらの思いが絡み合っています。そこに明るい兆しは見えません。
世代間で受け継がれてきた良くないものを断ち切ることができれば、物事を新しくまた始めることができるのではないかと思いますが、過去の影響から逃れることができる人は出てくるでしょうか。