世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

アメリカからのヨーロッパに対する見方

 『風と共に去りぬ』のはじめのあたりでは、主人公であるスカーレットの友人についての言及は男性に関するものが多くなっていますが、その人たちのヨーロッパに対する関心が対照的に描かれています。

 今でもそうかもしれませんが、この作品の背景になっている、独立からまだ100年も経っていない時代には、アメリカの人たちのうちにはヨーロッパの歴史の重みと文化の豊かさと、自分たちの国の歴史の浅さと文化の成熟の不足を強く感じる人がいたのではないかと思います。そうはいってもヨーロッパに関心がない人もいて、スカーレットもそういう人たちに属するようです。

 ヨーロッパの文化に親しんでいる男性が洗練されているように描かれているのに対して、ヨーロッパに関心のない男性が繊細さを欠いているように描かれていますが、それが当時の実際の状況だったのではないかと思います。