2016-03-10 命の復活 日記 『風と共に去りぬ』は新潮文庫では5冊に分かれていますが、1冊目を読み終えました。 1冊目の終わり近くに、とても心に残る場面がありました。やもめとして周囲から期待されることに押しつぶされそうになっていたスカーレットが、人からの期待や評判という束縛から逃れました。心が命を失っていたような状態から命がよみがえったかのようでした。それは自分の力でできたわけではなく、思いがけないところから助けをもらって起きたことです。社会的な死から生き返ったような描写に感動しました。