Gone with the wind
『風と共に去りぬ』の原題は"Gone with the wind"です。全編を通して1回だけこの表現が出てくる箇所を読みました。
新潮文庫についている注によって、この表現がイギリスのアーネスト・ダウスンという詩人の『シナラ』という詩からの引用であることを知りました。
風と共に去ってしまったのは、主人公のスカーレットにとっての昔の生活ではないかと考えます。それは、南北戦争という嵐のようなできごとによって吹き飛ばされてしまったといえるように思います。