3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

なりふり構わぬ行動

 『風と共に去りぬ』の主人公は、何とか手元にお金を用意して自ら商売を始めます。南北戦争の直後という時代では、普通でないことだったようです。
 北部から移ってきた、南部人の主人公としては仇のような人たちを商売相手にしている様子が描かれています。心の中では憎いと思いながらもそれを表には出さず、憎しみを表現するならば財産を築いてからにしようとして我慢しながらその人たちとつき合い、その中で利益を出していきます。
 お金を儲けるために手段を選ばないということで、商売のためには嘘もつくというところはいかがなものかと思いますが、自分にできることをして前に進んでいくことや、目標のために耐えるべきことを耐えることは、何かを成し遂げたい人にとっての模範になると考えます。