3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

余計な心配

 『ジェーン・エア』の主人公には、あるとき、思いがけない良いできごとが起こります。そして、あっという間に生活に大きな変化が訪れます。
 良いことでありながら、世間的にはただ喜んでもいられないということなのか、身近な人の中には一緒に喜ぶよりも心配する人がいます。こういう当事者にとってはいらぬ心配をする人はいるよな、と思いました。この登場人物の場合は、当時の社会の慣習からいえば心配して当然なのかもしれません。正当な理由があって心配するにしても、喜びを共有してくれることがまずあってもらいたいと感じます。