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世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

医師の病気

 『魔の山』を読み進める中で、主人公が滞在しているサナトリウムにいる患者たちに加えて、そこで働いている医師のことも少しずつ明らかになってきています。
 ある医師は、自らも病気になったがゆえにそのサナトリウムにい続けることになり、そのうちにそこで高い地位を得て働くことになったと言われています。病人であることは医師にとってふさわしいことなのか、という疑問が呈されます。病人の気持ちがわかるから同情をもって治療に当たることができそうです。しかしながら、健康を取り戻せていればまた違うのでしょうが、病気のままでいるならば、患者の健康の回復について自らが健康である場合と異なる複雑な思いを持つかもしれません。この医師は健康を回復していると言われていますが、それですんなりと解決するでしょうか。