『魔の山』の主人公が滞在しているサナトリウムでは、その外と同じように季節のイベントがあります。単調になってしまいそうな療養生活に活気と区切りを与えてくれるだろうと思います。
今日読んだ箇所では、カーニヴァルの様子がかなり詳しく描かれていました。医師も一緒になって楽しんでいる様子で、患者にとって解放感がありそうです。
無礼講ということで、互いの間の話し方も普段よりは遠慮がないものになっています。だからこそなのか、主人公も普段はしないようなことをします。話としてはおもしろくもありますが、その中身は感心するようなものではありません。