『
魔の山』の今日読んだ箇所では、主人公が親しく付き合ってきた人たち同士が決闘をすることになります。
銃を使っての決闘ですから、恐ろしいものです。その背景として、主人公が滞在している
サナトリウムでは人の心が荒れてさまざまな衝突が起きている様子が描かれています。病状が思うように変わらないことにいら立つ思いが影響しているのかもしれませんが、病気の人たちが集まっていること自体は当然のことながら以前から同じです。
さらに先に進んでいくと第一次世界対戦の時代へと進んでいきますので、そのような社会情勢が影を落としているのかもしれません。