2016-07-19 『魔の山』を読み終えました 今日、『魔の山』を読み終えました。 かなりの長編ですが、結末であっという間に変化が訪れました。 世間から離れたサナトリウムに滞在して時間の感覚が多くの人の感覚とは異なるようになっていた主人公ですが、時代の動きはこの主人公の生活も変えました。 結末に描かれている主人公は、それまでの姿とは大きく異なっていました。サナトリウムに到着して以来、まわりの人たちとの関係を通して主人公が変わってきた、と思っていましたが、最後の場面の転換からそうした変化を超えるような印象を受けました。 明日からはドストエフスキーの『白痴』を読む予定です。