世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

死刑廃止論 その2

 先日、『魔の山』を読んでいるときの記事で死刑廃止論に触れましたが、『白痴』を読む中でも死刑に反対する意見を述べている登場人物がいました。この人物が主人公であるようです。
 死刑の宣告を受けて生きる希望が確実に奪い去られた状態で死ぬのは、確実に死ぬと言われてはおらず生きる希望を持つ余地がある状態で死ぬよりも苦しく、犯した罪よりも重い刑罰である、という考えから死刑に反対している様子です。この考えは、フランスでギロチンによる死刑を見た者としてのものとして描かれています。
 ドストエフスキー自身は死刑についてどう考えていたのでしょうか。