『白痴』の今日読んだ箇所では、主人公が病気の療養でスイスにいたときの経験を長く話していました。
子どもたちから良くない扱いを受けながらも正面から接し続けて慕われるようになり、その子どもたちに虐げられていたほかの人への子どもたちの態度も変えることができたようです。この主人公自身が子どものような素直な心を持っていることが伝わってきます。
精神年齢が肉体の年齢よりも低いのかもしれませんが、人との話ぶりからするとそうだと言い切れない気もします。精神年齢というよりも、心の柔らかさの問題であるような気がします。