3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

モスクワとペテルブルグ

 『白痴』のはじめのあたりは舞台がペテルブルグでしたが、話が進む中で登場人物がペテルブルグとモスクワの間を行ったり来たりするようになりました。そうはいっても、実際に人が動き回り会話をするのはペテルブルグのままです。
 ペテルブルグとモスクワの間は直線距離で600キロメートルということで、東京と函館の距離と同程度だそうです。かなりの距離ですし、かつての交通機関では長い時間がかかったことでしょう。それとも、ロシアは大きい国土の国ですから、そのぐらいはどうということもないのでしょうか。