自由な物の見方
『南回帰線』の主人公は子どものように自由な物の見方をしているところが特徴であると思いました。今日読んだ箇所にあった「この完全に制約されない幼年時代こそ無限の宇宙であり」という表現がヒントを与えてくれました。
ほかの本で読んだことがありますが、例えば、黒板の上にチョークでつけた点は、大人にとってはチョークの点ですが、子どもはほかのさまざまなものとしてとらえることができます。大人は正解を求める中で考えを小さくしていると思います。
昨日の記事で触れた、主人公が鋭い感性を持っているということは、大人のように常識的な考え方に制限されることなく物事を子どものように自由に見ているということであると考えました。