3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

宗教指導者の影響

 『南回帰線』の主人公による回想の中に、ある身近な人の信仰生活についての記述があります。
 その人は、あるキリスト教の牧師に信服してそれまで縁遠かった教会の活動に熱心に取り組みます。しかしながら、それは牧師が別の地に移っていなくなってしまうまででした。指導者が、伝えていることではなく自分自身に人の心を引きつけてしまうことにはそういう結果をもたらす危険があります。それを見た主人公にも影響がありそうです。