3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

題名と同じ言葉

 いま読んでいる『南回帰線』もかなり終わりに近づいてきました。その中で、初めて文中に題名と同じ「南回帰線」という言葉が出てきました。
 できごとではなく主人公の考えが記されているところで触れられています。芸術家らしい思索の中で出てくるのですが、あえてこれを題名にするほどに浮き上がってはいないように感じました。読みとれていない意味があるのでしょうか。