3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

子どもの誕生

 『女の一生』を読み進める中で、主人公に男の子が生まれました。
 傷つき苦しんでいる主人公にとって子どもの誕生は喜びや慰めになっているようです。それ自体は良いのでしょうが、夫との関係で満たされていないことから、愛情を注ぐにしても不健全になりそうです。そして、この子は父親からは大事にされていないようです。これは極端な表現なのか、当時のフランスでは珍しくないことなのか、よくわかりませんが、子どもにとっては気の毒なことです。