3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

子ども時代の描写

 『ジャン・クリストフ』は長い作品だけあって、主人公の子ども時代の描写も長めになっています。
 祖父との関係や、取り囲まれている自然に関する記述が、自分の経験とは異なるながらも、幼い頃の良い思い出のようなものについて考えさせてくれる気がします。必ずしも良いことばかりではないはずですが、祖父の知り合いの馬車に乗せてもらったり、雲を眺めたり、といった主人公の過ごし方から平和な生活という印象を受けました。