近所の人との無言の関係
『ジャン・クリストフ』を読み進める中で、主人公に近所の人との新しい関係ができます。
互いに無理をして話すよりも無言でいる方が楽につき合いやすいということで、言葉が少ないのですが、興味深いやり取りがありました。その相手は音楽が好きでないようですが、音楽家の主人公にとっては、音楽が好きだと言いながら音楽を理解していない人よりも音楽が好きでない人の方が好感を持てるようです。
専門家から見て理解していないとしても好きでいて良いとも思いますが、それを良いと思えない専門家がいても不思議ではありません。