死者よりいっそうよく死んでいる生者
『ジャン・クリストフ』に新たな人物が登場しました。
古いものを捨てるべきであると考えるその人物と、主人公は知り合いになります。今日の記事の題名は、その人物の言葉から取ってきています。
すでに世を去った人の影響が残り続けていることについて話し合う中で、死者よりいっそうよく死んでいる生者がある、と言っていますが、これには考えさせられます。生きてはいても、だからといって世の中に影響があるわけではない、というような人のことを指していると考えますが、そうはならないようにしたいと思います。