2016-12-17 新生活 『ジャン・クリストフ』の主人公であるクリストフのパリでの生活は、難しいスタートを切ります。 知っている人がほとんどおらず、言葉もよくはできない中で、クリストフは異国の地に落ち着こうとします。 クリストフはパリで地元の人たちに会いますが、その様子を読むと人に対する関心の薄さや冷たさが伝わってきます。パリという都会だからか、もっと広くフランス人がそういう人たちだからなのかはわかりませんが、興味深い記述です。スタートではありませんが、クリストフがどのように道を切り開いていくかが興味深いです。