3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

新婚の夫婦

 『ジャン・クリストフ』の最近読んでいるあたりでは、主人公のクリストフではなく、ある夫婦が中心として描かれています。クリストフもところどころで登場します。
 この夫婦の新婚の時期について、2人だけの世界があり、その後の倦怠があり、というように描かれていて、とてもうまいと思います。
 結婚当初の高揚した感情は心地良いものだと思いますが、ずっとそういう状態では生活がおかしくなるというようなことを聞いたことがある気がします。それはそのとおりだと思います。