3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

夫婦間の亀裂

 『ジャン・クリストフ』の今日読んだ箇所では、ある夫婦の間の亀裂が広く深くなっている様子が描かれていました。あまり一般にはなさそうな大きなできごとが起きて、それで2人の関係がさらに離れていきますが、そのほかに起きていることの記述は実際にありそうな推移をたどっているように思います。
 最近読んだほかのフランスの小説の記憶につながって、この夫婦がたどっている道筋はフランスの小説らしいと思いました。そして、ここまでに登場してきた人物たちがそういうふうに入り乱れるか、と意外な感じも受けています。