ヨーロッパでの世界大戦
『ジャン・クリストフ』を読み進め、最後かもしれない章に入りました。
そこでは、戦争の影がヨーロッパを覆っているところから記述が始まっています。二国間の関係が悪化しているというよりも、もっと広い範囲で国同士が対立している様子です。
最近読んだ『魔の山』では、主人公の個人的な生活に世界大戦が大きな影響を与えていました。戦争は個人の生活を飲み込んでしまうようなできごとです。この先の展開がどうなるかはわかりませんが、ヨーロッパの作品では、特にさまざまな国籍の人たちが登場するような作品では、世界大戦が時代背景としてとても大きなものとして取り扱われるのは当然であると思います。