3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

リマでの会話

 文庫で上下2巻に分かれている『白鯨』の上巻が終わりに近づいてきました。
 上巻の最後の章を読んでいますが、この章は、主人公が聞いたほかの捕鯨船についての話を別の人たちに話しているという記述になっています。話をしているのはリマだそうで、スペイン人の友人たちが相手です。英語で話したのかスペイン語で話したのかは不明ですが、会話の形式で記述が進められていて、ほかの章との間の違いを感じます。
 著者の体験に基づいて書かれた作品であると認識していますが、リマでのこういった会話も実際にあったことなのか、それも興味深いと思います。