3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

偉大な父親

 『イリアス』の登場人物のうち、ある人たちは高名な父親を持っているようで、元々、誰々の子という言い方をするようですが、この人たちは父親がどれほど偉大であったかということを聞かされます。
 それに対しては、父親との関係がどういうものか、その人自身がどういう実績を持っているか、などによって様々な反応があり得ると思います。
 今回読んだ箇所に登場する人たちにとっては、偉大な父親を引き合いに出されることは単純に心を励まされることではなさそうです。