3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

武勇伝

 『イリアス』の最近読んだあたりには、ある高齢の戦士が自らの武勇伝を長めに話す場面があります。
 自分のことを自分で話しているような表現をあえてする必要があるのだろうかと思いましたが、読み進めてみると、ただの自慢話ではなく、人を説得するための手段としてこの登場人物が話している、ということのようです。