3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

死者の家族の嘆き

 『イリアス』を読み進めたところ、前回の記事で取り上げた、討ち取られた勇士の家族が嘆く様子についての記述がしばらく続きます。
 父親、母親、妻のそれぞれの様子が描かれています。この夫婦間には幼い子どもがいて、父親がいないことで子どもがどれほど苦しむかについて妻が嘆いている姿には心を動かされます。