どえらい番狂(わ)せ
『マリー・アントワネット』に描かれている、マリー・アントワネットと王の側室との対立は、関係者の尽力により解決の段取りができ、あとは実行あるのみになります。
しかしそこで、それがうまくいくことを好まない人たちから横やりが入ります。「どえらい番狂せ」と表現されていますが、意外なことに計画が覆されます。
滑稽な感じがしましたが、その後で述べられている当時の国際情勢を背景として、当事者としては深刻な問題だったようです。その国際情勢についての記述も、知らない内容だったことから、興味深く読みました。