兄の助言
『マリー・アントワネット』で、兄であるオーストリアの皇帝がマリー・アントワネットを助けようとしていたことに関する記述を読みました。
助言をしようとするものの、強く言うことはしていないようです。直接ではなく手紙でだとはいえ強い調子で忠告をしている母の言葉によってでもそれほど変わっていないマリー・アントワネットにとっては、心と行いを改めさせるほどの力はなかった様子です。
こういったところは、結婚のお膳立てをした母と、そういう立場ではない兄との違いなのかもしれません。兄ではなく母が助言をしに行くことはできなかったのかと考えますが、そうしなかった事情があったのかもしれず、よくわかりません。