3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

骨肉の争い

 『マリー・アントワネット』の記述は、フランスの国内のことだけでなく周辺国き関する内容も増えてきました。周りの君主制国家の君主たちにとってはフランス革命の行方は気がかりであるはずです。
 それとともに、国外に亡命したルイ16世の弟たちについての記述も増えてきたように思います。自らが王位に就くことを狙っていることから、ルイ16世の不利になることを図ります。
 革命が起きている国の王になることがどれほど魅力のあることなのか、よくわかりませんが、そういう行いによって王にふさわしくないところを自ら示してしまっているように思います。そうはいっても、ルイ16世もかなり王らしからぬところが目立ちます。