ルイ16世の処刑
『マリー・アントワネット』の今日読んだ箇所で、ルイ16世が処刑されました。
住んでいた宮殿が襲撃され、幽閉の身になり、王権が剥奪され、最後には処刑されるところまで、あれよあれよという間に進んでいってしまいました。
生かしておくと共和制を覆す恐れがあるというのが処刑の理由だったようです。しかしながら、少なくともこの作品に描かれている、優柔不断な、武力での戦いに訴える気力もない人物には、共和制を覆す動機も力もなかったように思われます。
王の地位にいたという理由だけで処刑されるとは気の毒なことです。