忠実な人たち
『マリー・アントワネット』の今日読んだ箇所に、この作品の中では初めて出てきたと思うのですが、マリー・アントワネットに近づくことは自らの益にはならないであろうにもかかわらず敢えて近づいていく人物が登場しました。こういう人が本物の味方であると思います。
ほかにも、共和派としてマリー・アントワネットを監視している中で味方になった人物も登場しました。
こうした人物たちに、忠実さを示す性質が備わっていたこともあるでしょうし、マリー・アントワネットにはそういう性質を人から引き出すものがあったのだと思います。平凡な人物として描かれていますが、それだけではなかったことも示されていると考えます。