孤立
『テス』の主人公は、前回の記事に書いたとおり親の指図に従って行動しますが、そこで心地良くない経験をし、気の毒に思います。そうはいっても、何もかもが悪いということでもない様子もあります。
具体的には、住み込みで働き始めていて、働くといっても奴隷のようなひどい待遇でないようではあります。
通信手段が発達していれば、想定と異なることがあれば家に連絡することもできそうですが、この作品の時代ではそのようなわけにはいかなさそうです。ですから、孤立した状態での生活ということになります。
主人公がひどい苦しみを受けることがないことを望みます。