3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

機械の脅威

 『居酒屋』の登場人物の一人に腕の良い職人の男性がいます。
 この人物が、自分が働く工場に導入されている機械に仕事を取って代わられるだろうというようなことを言う場面が今日読んだ箇所にありました。機械に脅威を感じている様子です。それを聞いた側の女性は、機械が作るものよりもこの人物が作るものが好ましいということを伝えますが、それは個人的な感情が混じった思いです。
 実際にそのように仕事が機械に取って代わられていったのだろうと考えます。最近でも、今ある仕事のうちのかなりのものがなくなると言われていますので、通じるものがあると思います。