3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

持ち物の整理

 『怒りの葡萄』の今日読んだ箇所で、主人公と家族たちは故郷を後にします。
 そこに至るまでの間に、いくつか印象に残る場面がありました。そのうちの一つは、ある登場人物が、大事にしてきたと思われるものが収められた箱の中を整理する場面です。持っていくことにしたものと、燃やしてしまったものとの間には、明確であると思われる区別があります。自分が同じような選択をするかを考えると、自分とは違う気がします。