3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

少しずつの思いやり

 『怒りの葡萄』の記述が再び主人公たちから離れ、別の人たちの言動が記されている場面を読みました。アメリカらしいダイナーでの場面です。
 ごく普通の、特に裕福なわけではない、そして特に善良そうなわけでもない人たちが、少しずつの思いやりを困窮している人たちに示しています。気持ちの良い話でした。
 とても技巧がこらされた作品であると感じます。