2018-05-29 テント村 引き続き『怒りの葡萄』に描かれている、西へ移動する人たちの共同体についての記述を読みました。 「テント村」とされているその場は、滞在し続けることが想定されていない場です。そのため、生産活動はなく、持っているものを消費するだけです。目的地に着けば仕事を見つけて収入を得られるのではないか、ということに望みを置いていながら、実際にどうなるかはわからない状態です。不安の中で人々が寄り添い合っている場、というようにとらえました。