世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

深夜の語り、父と子の関係

 今日読んだ箇所でも、主人公が親友の別荘に滞在していたときの様子が続けて描かれています。

 トルストイの自伝三部作を読む中で、これまでこのブログにも書いてきましたが、現代の日本というか自分の生活との違いに注意を引かれてきました。今日は、自分の経験に似た記述が記憶に残りました。

 主人公は親友と同じ部屋にいて、もう普通は眠る時間であるにもかかわらず、遅くまで話し合っています。その話というのは心を寄せている女性のことでした。これには自分に近いものを感じます。実際には、人間は時代を通じてそれほど異ならず共通点が多くあると思うのですが、これまで読んできたところでは、自らとの違いの方が気になっていました。

 今日読んだ中でも自分との違いを感じるところもありました。親友の別荘から戻った後の記述に、主人公の父が、大学生になる主人公に対して、自分はもうお守り役ではなく友だちだ、と話す場面がありました。友だちであり、仲間であり、できれば相談相手でありたい、という思いを伝えています。現代の日本のほかの家庭についてはわかりませんが、自分については父とそのような関係にはなっていません。ここに描かれている関係を好ましいと思います。