3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

プロ野球公式戦の開幕

今回は本とは別の話題にします。 プロ野球の公式戦が開幕しました。 このブログの主は中日ドラゴンズのファンです。ここ数年残念な状態が続いてきましたが、今年の前評判も苦しいものになっています。 先発投手陣の顔ぶれが昨年からは大きく変わりそうです。…

女性同士の取っ組み合い

『居酒屋』を読み進めたところ、異なる登場人物がそれぞれ別のところで女性同士の取っ組み合いを見たことについて話し合っている場面がありました。 主人公自身についても同じように取っ組み合いをしていた場面が最初の方にありました。 この作品で描かれて…

機械の脅威

『居酒屋』の登場人物の一人に腕の良い職人の男性がいます。 この人物が、自分が働く工場に導入されている機械に仕事を取って代わられるだろうというようなことを言う場面が今日読んだ箇所にありました。機械に脅威を感じている様子です。それを聞いた側の女…

年老いた親の世話

『居酒屋』の今日読んだ箇所では、年老いた親の世話をめぐって主人公を含む親族間の争いが描かれていました。 主人公にとっては血のつながりがあるわけではないにもかかわらず、最も同情を寄せており、協力的でない実の子どもたちと対照的です。 年老いた親…

しつけ

『居酒屋』を読み進め、主人公の娘の素行の悪さについての記述を読みました。自分よりも大きな子どもも従えていたずらをするほどですから、大きい影響力を持っています。 主人公は瀕死の重傷を負った夫に対して献身的に看病したように、愛情のある人物のよう…

リーダーシップ

『居酒屋』の主人公は店を開いて、一人では片付かないほどの受注があり、人を雇います。 人を雇う必要があるほど受注ができるのは良いことですが、人を雇うことには難しさも当然あります。雇われている人同士の関係が円滑にいかないのもその難しさの一つであ…

順調な滑り出し

『居酒屋』の主人公の挑戦は順調な滑り出しを見せます。それとともに、親族との関係は悪化していて、ねたみは関係を壊すことが示されていると思います。 良いスタートを切ったとはいえ、主人公の状況が良くない方向に進むことが、暗示ではなくもっと強く示さ…

挑戦

『居酒屋』の主人公が意外な助けを得て新たな挑戦に乗り出す場面を読みました。 身近なところに不安な要素を抱えての挑戦で、高揚感はありません。その挑戦とは別のことに関しても良くない先行きを暗示しているような記述があります。 このブログの主として…

堕落

『居酒屋』の今日読んだ箇所には、ある勤勉な人物が怠惰になる様子が描かれていました。 ほかの人のすることに巻き込まれながら、ずるずると勤勉から怠惰へと堕落していっています。 残念な記述ですが、怠惰へと落ち込んでいかないための警告と受け止めたい…

看病

『居酒屋』の主人公は、生命まで危険な状態になった身近な人物のために熱心に看病をします。 病院に入院させることよりも自分で看病をすることを選んでいますが、これは当時の庶民を対象とした医療の水準から見て普通の判断だったのでしょうか。入院させなか…

隣人

『居酒屋』に、主人公一家の隣りに住んでいる母親とその子どもである大人の男性が登場しました。 2人はとても魅力的な人たちとして描かれています。主人公夫婦に子どもが生まれたことをきっかけにつき合いが始まっていますが、このブログの主の家族も子ども…

心の面で父親になれる男

『居酒屋』の主人公が出産をした後の様子についての記述を読みました。 主人公の夫は、元々人柄が良さそうですが、結婚してしばらくたっても妻に対する愛情を持ち続けているように見えます。そして、新しく生まれた子どもに対しても、責任を取ろうという意識…

出産

『居酒屋』の今日読んだ箇所で、主人公が出産をしました。 陣痛があってもギリギリまで働いて、産婆を呼んでもらってはいるものの到着したのは出産後です。かなり無理をしていると受け止めましたが、この作品の背景になっている時代の庶民としては特異なこと…

祝宴の後

『居酒屋』での祝宴の記述を読み終えました。 主役である結婚した2人に対するお祝いという雰囲気はあまりなかったように思います。 その後、2人が住んでいる部屋のそばまで戻ったときに、ある初対面の人物と出会いますが、将来について何かの暗示となって…

会費制の祝宴

『居酒屋』で、主人公たちによる結婚を祝う宴の場面を読みました。 参加している人数はあまり多くなく、会費制で行われています。この作品の背景となった時代の慣行だったのでしょうか。 参加者は裕福ではない人たちだと思いますが、なかなか豪華な宴会のよ…

ルーヴル美術館

『居酒屋』の主人公をはじめ10人以上の人たちが予定せずに急にルーヴル美術館に行く場面を読みました。 一行の大部分にとって初めての経験です。展示されている作品の名称がいくつか記されていて、それぞれと接したときの反応がおもしろおかしく描かれてい…

結婚

『居酒屋』の主人公が結婚する場面を読みました。 区役所に行って、教会に行って、という手続きが必要だそうで、いずれについてもしかたなしにしているようです。 予定していなかった不都合がある中で、主人公の喜びと平安のある様子が印象的でした。

鎖作り

『居酒屋』で職人が鎖を作る様子を描いた場面を読みました。 このブログの主の読解力が足りないためか、情景を思い描くことができず、残念です。 恐らく現代では行われていない職人技だろうと思います。

積極的なアプローチ

『居酒屋』の主人公は、同じ建物に住んでいる男性から積極的なアプローチを受けます。根本に信頼関係があるからか、断られても断られても諦めずに続けていきます。この積極性はフランス、特にパリの人らしいと思います。 気になるのは、この男性が性的な関係…

貧しいながらも明るい生活

『居酒屋』の主人公がある集合住宅に連れて行かれてその様子を見る場面を読みました。 そこに住んでいるのは貧しい人たちですが、その人たちに明るさがあるように描かれています。 このブログの主は昔、外国の大都市にある貧しい人たちの住む地域を訪れたこ…

自分の寝床で死にたい

『居酒屋』の主人公がささやかな心の願いを口にする場面を読みました。 自分の寝床で死にたい、と言っていますが、それ以外の死に方をする人が多くいたということでしょうか。この言葉の少し前に、酒によって転落して亡くなった人の話が出てきていますが、そ…

父親の影響

『居酒屋』の主人公は家族との関係に恵まれなかったようです。 少し前にも父親との関係が良くなかったことを話していましたが、再び、別の人との会話の中で父親のことに言及します。母親に対するひどい仕打ちのことを話しています。 最近読んだ『テス』でも…

居酒屋

『居酒屋』を読み進めたら、題名になっていると思われる居酒屋が出てきました。 主人公はもう1人の人物がその居酒屋で話をしています。この作品の中で、これからこの居酒屋が頻繁に登場するのでしょうか。

取っ組み合い

『居酒屋』で、2人の登場人物による取っ組み合いの場面を読みました。 場所の設定のおかげで、互いに凶器が身近にあり、実際にそれを使って痛めつけ合っています。映画の一場面になりそうな描写です。

洗濯場

『居酒屋』で主人公だと思われる人物と洗濯場で知人と話しながら洗濯をする場面を読みました。住んでいる場所には洗濯をする場所がない、または十分なお湯の供給がない、ということなのだと思います。 現代の日本でいえばコインランドリーのようなものでしょ…

質屋

『居酒屋』の冒頭では、ある夫婦の妻の側が中心になって話が進んでいます。この人物が主人公ということでしょうか。 この夫婦が生活費のために服を質に入れる様子が描かれています。質屋を利用しているところ、しかも生活に必要だと思われるものを質草にして…

ゾラ『居酒屋』

今日からゾラの『居酒屋』を読み始めました。 新潮文庫に収録されている古賀照一氏の訳によるものを読んでいます。 本文の前に著者自身による「序」があり、ややネタバレ気味になっています。貧しい人たちの生活を描いた作品ということと想像しました。実際…

『南方郵便機』を読み終えました

『南方郵便機』を読み終えました。 主人公が飛行中の危機を脱した後、急展開で結末を迎えました。南方の航路とはそういうものだ、ということなのでしょうか。危機の後で主人公が触れ合った、通常は会うことのない初めて会う人物との交流が心に残ります。

危険な状態

『南方郵便機』を読み進めたら、主人公が操縦する飛行機が危険な状態になっていたことがわかりました。主人公が死を覚悟するほどです。 そこで描かれているような危険がよくあるものなのか、珍しいことなのかはうまく読み取れませんでした。

砂漠の上空

『南方郵便機』で主人公が砂漠の上空を航行する場面を読みました。 想像することしかできませんが、広大な砂漠の単調な風景を見ながらその上を航行することは、寂寥感がありそうです。 ここでも主人公の淋しい様子が示されているように思います。